農業と経済 2018年11月臨時増刊号(vol.84 No.10)

農業と経済 2018年11月臨時増刊号(vol.84 No.10)

どう変わる野菜産業

著者 「農業と経済」編集委員会
シリーズ 農業と経済
農業と経済 > 雑誌
出版年月日 2018/11/01
ISBN 4910073101183
判型・ページ数 A5・176ページ
定価 本体1,700円+税
在庫 在庫あり

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1990年代を通して減少傾向にあったわが国の野菜生産額は、2005年以降は増加傾向へと転じている。今後の野菜に関わる産業クラスター、すなわち「野菜産業」の見通しについて検討する。
農業と経済 2018年11月号(vol.84 No.10)
特集:どう変わる野菜産業

 ◇第Ⅰ部 野菜需給の全体を俯瞰する
1 野菜産業の現在――近年の野菜をめぐる状況の変化 徳田博美
2 野菜輸入の動向――野菜需給、輸入動向の概説と国内野菜産地の課題 松原明紀

 ◇第Ⅱ部 需給の各段階・各局面の変化と課題
1 生産段階の変化と課題
 1-1 野菜生産における主体構造の変化
農業参入企業・大規模法人経営の経営戦略――パプリカ作を事例に 林 俊秀
 1-2 野菜生産における作業構造の変化──受委託事業の展開と課題
 ①農協による野菜作業支援の展開――香川県農協によるブロッコリー作を中心に 板橋 衛
 ②野菜パッケージセンターのしくみと機能――農協の販売力強化と農家の労働負担軽減 岩﨑真之介
 ③加工場と作業受託を軸にした後発産地の形成と課題――加工用ホウレンソウ後発産地での新たな取り組み 森江昌史
 1-3 産地の生産動向
 ① 根菜産地の動向――北海道のばれいしょ、ながいもの事例から 仙北谷康
 ② 高冷野菜産地の現局面と振興課題――群馬県嬬恋村のキャベツ産地を中心に 宮地忠幸
 ③ 都市部・都市近郊における野菜産地の動き――千葉県北西部における新たな取り組み 櫻井清一
 ④ 施設園芸産地の動向――高知県の展開から 松島貴則

2 流通段階の変化と課題
 2-1 新制度卸売市場下での野菜流通の展望――新時代の幕開けと新たな流動化の始まり 細川允史
 2-2 野菜の小売マーケティングと調達行動の現段階――スーパーにおける品揃え・商品・価格戦略と調達戦略の関連性を中心に 木立真直
 2-3 地産地消の拠点としての農産物直売所――今後の展開と競争戦略 新開章司
 2-4 新たな流通販売組織の展開と課題――「野菜くらぶ」と「さいたまヨーロッパ野菜研究会」の事例から 香月敏孝

3 加工段階の変化と課題
 3-1 加工・業務用需要の動向――惣菜原料野菜等の特徴 小林茂典
 3-2 カット野菜事業における変化と課題――今後の課題と成長見通し、および産地対応に関して 岡田貴浩

4 消費段階の変化と課題
 4-1 家計における野菜消費の特徴と今後の見通し 草苅 仁
 4-2 量販店による輸入野菜の取り扱いに関する今日的展開――青森県内量販店の事例を中心に 石塚哉史
 4-3 野菜の消費形態の変化と今後の見通し――食をめぐる環境との関係から 堀田宗徳

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