家畜感染症の経済分析

損失軽減のあり方と補償制度

家畜感染症の経済分析

獣医学と農業経済学の境界領域を「獣医経済疫学」と名付け、公的な補償制度と私的な損失軽減策をフードシステム論的に検討する。

著者 山口 道利
シリーズ 農業と経済 > 書籍
出版年月日 2015/02/28
ISBN 9784812214336
判型・ページ数 A5・196ページ
定価 本体5,000円+税
在庫 在庫あり

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家畜感染症発生時、カギとなるのが公的な補償制度と私的な損失軽減メカニズムのあり方である。
獣医学と農業経済学の境界領域に「獣医経済疫学」という呼び名を与え、フードシステム論的な視角で制度分析を加えた本邦初の研究書。

序章 家畜疾病のコントロール・デザイン――損失を軽減することの意味

第I部 家畜疾病コントロールの経済的側面

第1章 獣医学分野における経済学――獣医経済疫学の展望と課題
第2章 家畜疾病による損失の評価――口蹄疫による経済損失評価の概念フレームワークの検討

第Ⅱ部 事業者の行動誘因を考慮した公的な制度設計

第3章 家畜防疫上の補償制度に関する理論分析
第4章 畜産農家への被害補償のあり方――口蹄疫を事例に

第Ⅲ部 高病原性鳥インフルエンザ発生時の防疫対応と鶏卵の品質調整メカニズム

第5章 高病原性鳥インフルエンザ対策と鶏卵の継続的取引に関するモデル分析
第6章 鶏卵セーフティネットの展望と課題――自主的な損失軽減のとりくみの可能性
第Ⅲ部補論 高病原性鳥インフルエンザ発生後のオランダの鶏卵フードシステムの変化

終章 公的補償と民間レベルの損失軽減システムとの補完関係

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