農業と経済2015年3月臨時増刊号 第81巻 第2号

食料・農業・農村基本計画の見直し――新しい基本法以降15年間の検証から見えてくるもの

目次

食料・農業・農村基本計画の見直し
―新しい基本法以降15年間の検証から見えてくるもの

I 基本法の根本を問う―15年間を振り返る
1 食料・農業・農村基本法の展開とその限界 本間正義
2 「新農政」は新基本法の根本に合致しているか 鈴木宣弘

II 基本計画と農政はどう変転してきたか
1 食料・農業・農村基本計画の見直しにおける産業政策の視点 中嶋康博
2 日本型直接支払を巡る15年を振り返って―多面的機能は「古いワイン」用の「新しいボトル」にすぎないのか? 荘林幹太郎
3 創意工夫論から存在意義論へ―新自由主義時代における農村政策の未来 秋津元輝
【コラム】農政の変転に現場はどう対応してきたのか 佛田利弘/転換期における食と農の新たなとりくみ―パルシステムの実践から 山本伸司

III 実施の成果を検証する
1 望ましい農業構造の形成はどう進んだか
(1)農業構造変動とその要因―集落営農の急増と地域差の拡大 安藤光義
(2)農地管理主体として存在感を増す土地持ち非農家 荒井 聡
(3)女性の「担い手」形成は進んだか 澁谷美紀
(4)2000年代における野菜産地の構造変化 西井賢悟
(5)酪農経営の担い手構造はどう変わってきたか 小林信一
(6)北海道農業の担い手構造はどう変わってきたか 小林国之
2 農地は確保され高度利用されてきたか 大西敏夫
3 農業所得の拡大は図られたか 中村勝則
4 食料の安定供給の確保はどう進んだか
(1)主穀作における食料安定供給の現状と評価 梅本 雅
(2)食肉、飼料の供給実態と今後の課題 堀田和彦
5 食品安全確保の体制は強化されてきたか 工藤春代

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