農業と経済2007年8月臨時増刊号 第73巻 第8号

フードセキュリティ―世界の食料安全保障政策はいま

目次

I フードセキュリティをめぐる論点
1 フードセキュリティとは―国際的潮流 坪田邦夫
2 厳しさを増す世界の農産物需給動向 柴田明夫
3 食・農・環境のセキュリティと食料主権の確立―基本的人権、人間の安全保障、文化多様性の視点から 古沢広祐
II 日本のフードセキュリティをどう考えるか
1 グローバリゼーション下の食料安全保障 川崎賢太郎
2 食料安全保障・自給率・多面的機能 田代洋一
3 さらに下がる?―日本の食料自給率のリスク 鈴木宣弘
4 日本の食料安全保障政策について 小山 修
5 輸入に依存する日本の食卓を支えるのは誰か―南の国々の視点から 池上甲一
6 日本の食が犠牲にしているもの―バーチャルウォーターについて 沖 大幹
III 主要国の食料安全保障政策
1 自給率向上をめざす国民的合意 飯國芳明
2 イギリスにおける食料安全保障の確立―自由貿易から農業保護への転換 平澤明彦
3 農業大国フランスの形成と発展戦略―拡張主義からの脱却をめざして 石井圭一
4 ドイツにおける食料安全保障―「備えあれば憂いなし」の仕組み 市田知子
5 将来危機に備える食料輸入国の食料安全保障政策 オーラ・フラーテン/久野秀二
6 アメリカの食料安全保障―技術、経済、政治、哲学が絡む複雑な問題 ジェームズ・R・シンプソン
7 中国の食料安全保障政策 池上彰英
8 韓国の食糧安全保障政策―核実験以後の対北コメ支援と過剰問題 深川博史
9 アジアの食料問題と食料安全保障政策の方向 堀内久太郎

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